病気の早期発見に役立つCT・MRI検査

健康診断を受けることで、身体の内部に異変が起きていないかどうかを客観的に確認できます。
病気の症状が出てから病院へ行くという人も多いですが、症状が現れる頃にはすでに病気が進行しているケースも少なくありません。
進行した状態では治療に時間がかかり、完治が難しかったり後遺症が残ったりする可能性が高まります。
そのため症状が出る前の段階で異常を発見することがとても重要です。
しかし初期の病気は自覚症状がほとんどないため、自分の判断だけでは見つけられません。
だからこそ健康診断を定期的に受け、医師による専門的な検査を受けてください。
病院には複数のプランがあり、内容もさまざまです。
中でもCTやMRIを含むプランは、体内をより精密に調べられるため安心につながります。
CTとMRIは同じ検査だと思われることがありますが、実際には使用する仕組みや得意とする診断分野が異なります。
CTは放射線を利用して短時間で身体を撮影し、脳出血や肺の異常などを調べるのに適しています。
一方でMRIは磁力を使い、脳の細かな異常や血管の状態を詳しく確認できるのが特徴です。
どちらの検査も得られる情報が異なるため、健康診断では両方を受けることで、より広い範囲の病気を早期に発見できます。
また健康診断は一度受けて終わりではなく、毎年継続して受けることで効果を発揮します。
1年の間にも身体の状態は変化するため、去年問題がなくても今年は異変が見つかることもあります。
検査後に病気が見つかった場合は通院が必要になるため、自宅から近い病院を選んでおくと負担が減ります。
病気の種類によっては体調が悪化し、自力での移動が難しくなることもあるため、公共交通機関で通いやすい病院を選んでおくと安心です。
こうした点を踏まえて、健康診断は身体を守るための習慣として、毎年必ず受けるようにしましょう。